十和田市議会 > 2021-06-23 >
06月23日-一般質問-04号

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  1. 十和田市議会 2021-06-23
    06月23日-一般質問-04号


    取得元: 十和田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-20
    令和 3年  6月定例会(第2回)   令和3年6月23日(水曜日)                                        議事日程第4号 令和3年6月23日(水)午前10時開議 第1  市政に対する一般質問  ①21番 戸 来   伝                                        本日の会議に付した事件 議事日程に同じ                                        出席議員(22名)    1番  笹 渕 峰 尚    2番  山 田 洋 子    3番  今 泉 信 明    4番  中 嶋 秀 一    5番  中 尾 利 香    6番  小笠原 良 子    7番  山 端   博    8番  櫻 田 百合子    9番  氣 田 量 子   10番  斉 藤 重 美   11番  久 慈 年 和   12番  江 渡 信 貴   13番  堰野端 展 雄   14番  工 藤 正 廣   15番  石 橋 義 雄   16番  小 川 洋 平   17番  赤 石 継 美   18番  豊 川 泰 市   19番  織 川 貴 司   20番  野 月 一 博   21番  戸 来   伝   22番  畑 山 親 弘                                        欠席議員(なし)                                        説明のため出席した者   市     長  小山田   久   副  市  長  北 舘 康 宏   総 務 部 長  田 村 和 久   企 画 財政部長  漆 舘 典 子   民 生 部 長  久保田 隆 之   健 康 福祉部長  山 田 広 美   農 林 商工部長  前川原 史 博   建 設 部 長  杉 沢 健 一   上 下 水道部長  矢 部 勝 弘   病院事業管理者  丹 野 弘 晃   病 院 事務局長  中 谷 慎 志   教  育  長  丸 井 英 子   教 育 部 長  今   辰 八   選挙管理委員会  欠 畑 茂 治   委  員  長   代 表 監査委員  久 保 光 造   農業委員会会長  箕 輪 展 忠   職 務 代 理 者                                        職務のため出席した事務局職員   事 務 局 長  中屋敷 和 夫   次     長  鳥 谷 正 幸   主     査  岩 城 圭 祐   主     査  田 中 恒 成                           午前10時00分 開議 ○議長(畑山親弘) 出席議員は定足数に達していますので、会議は成立しました。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事は、議事日程第4号をもって進めます。 △日程第1 市政に対する一般質問 ○議長(畑山親弘) 日程第1、市政に対する一般質問を行います。  質問は、通告順により議長において指名します。 △戸来伝質問 ○議長(畑山親弘) それでは、指名します。  21番 戸来伝議員       (21番 戸来 伝 登壇) ◆21番(戸来伝) 皆さん、おはようございます。3日目1人ということで、皆さんにご足労をかけて大変恐縮しておりますが、通告に従って一般質問してまいりますので、よろしくお願いをいたします。  行政がしっかり運営されているかどうか、市民一人一人が目を光らせることは、現実問題としてできません。そこで、私たち議員が市民の代わりになって、小山田市長市職員仕事ぶりを見守り、市民の意見を届け、政策に生かしていく、そういう活動をしています。それが議員です。  様々な市民の声を反映し、町なかの課題を解決することは、全て予算に表現されていきます。十和田市の政策や意思決定は、全て予算で組み立てられ、予算の範囲内で執行をされます。予算はそれほどにまで大事なものです。今回の百条委員会では、その予算のつくられる過程が問題になりました。  秋から冬にかけ、予算案づくりが行われます。職員たちは、日頃の業務の中からたくさんの課題を見つけ、その解決に向けて、次年度の予算案に盛り込みます。その段階では、市民の要望に耳を傾けますし、市民の声を代弁する議員も意見を届け、係長や課長や部長と意見を交わします。そういう意味では、予算というものは、行政マンと市民と議員が一緒につくっていくものだとも言えます。  1月になり、予算を担当する部局では、素案をまとめ、部長たちに内示をします。部長たちは、締切りが翌日ですから、課長たち内示予算をチェックし、意見があれば調整要求として予算担当部局に提出する、そういう仕組みです。  百条委員会は、まだ審査が続いていますので、ここではこれ以上述べませんが、百条委員会が設置されたことで、行政の仕組みかなり明らかになりました。議会運営仕組みについても、いろいろ課題が出てきました。若手の議員にしてみれば、何がどうしたのかよく分からない部分も多かったと思います。職員は、公務員としての仕事の原点を見直し、議員もまた議員としての在り方を見直す、そういうよい機会になったのだと思います。  十和田市にはまちづくり基本条例があります。ひらかれた議会づくり基本条例もあります。2つの仏様をつくりっ放しにしないで、魂を入れていきましょう。  さて、今日の質問は4つです。  新渡戸稲造氏が五千円札の顔になったのは1984年で、約20年間使われました。新渡戸稲造、五千円札、十和田市、この組合せを私たちも大いに利用いたしました。  新札は20年ごとの更新で、次は2024年です。そこにビッグニュースが飛び込んできました。一万円札に実業家渋沢栄一氏、千円札に北里柴三郎氏が選ばれたのです。渋沢氏と十和田市のつながりや北里氏と十和田市のつながりは、一々申し上げるまでもないでしょう。新渡戸氏、渋沢氏、北里氏、新札の顔に3人も選ばれた十和田市は、金運が上がるパワーシティーなのです。  そこでお尋ねをいたします。渋沢氏、北里氏のグッドニュース地域活性化に生かすべきだと思います。市長は、記念事業イベント企画など、どのように考えていますか。  渋沢氏、北里氏にゆかりのある資料をどのように活用する考えですか。  こうしたビッグプロジェクトには、企画の段階から市民が参加したほうがよいと思いますが、どのように考えていますか。  2つ目は、伊藤ハムの誘致についてです。  私たちの長年の夢がかない、IHミートパッカー株式会社の本社が十和田市に進出することになりました。十和田市や近隣の酪農家畜産業にとってすばらしいことだと思います。多くの雇用も生まれますから、その波及効果も大きいことが予想されます。十和田市生まれの食肉加工品が出回れば、消費者認知度も高まります。とはいうものの、これだけの大きな成果は簡単に手に入るわけではありません。さぞかし苦労が多かったと推察をします。  そこでお聞きをいたします。この誘致は、いつ頃から取り組み、どのような交渉をしてきたのでしょうか。かつては陳情の水野さんがいました。今回の伊藤ハムの誘致においても、多くの幹部職員が苦労してきたと思います。その辺りの経緯について、なるべく詳しく教えてください。  また、企業が十和田市に進出するには、それなりのビジョンやもくろみがあります。優れた条件もあるでしょうが、そうでもない環境もあります。条件面でのハンディキャップを埋めるために、誘致企業には様々な優遇制度があります。同社への優遇策はどのように考えているのか教えてください。  3つ目は、焼山地区活性化についてです。  小山田市長は、就任してからずっと焼山地区を扇の要に例えてきました。市街地、奥入瀬、十和田湖、八甲田、これをつなぐには焼山を外せません。ところが、絶好の地点でありながら、湯のまちとしての魅力は薄れ、古びたスキー場が寂しげにありました。ここに観光上の魅力をつくり出し、交流人口を増やし、滞在時間を増やす。そういう目標を掲げて、様々な事業を仕掛けてきました。足湯、ヒマワリ、シバザクラ、最近では気球を飛ばしています。  そこでお聞きをいたします。私は、以前からスキー場整備を訴えてきました。特に麓の整備については、3年前の9月議会で、ゲレンデの裾にある貸しスキー小屋チケット売場を撤去する、道路をまたいで屋根をかけ、ゲレンデを広げる、駐車場にレストハウスを建てる、1階は貸しスキー、2階はカフェ、屋上は展望台、こうしたプランを紹介いたしました。市長もたしかグッドアイデアとうなずいていたように記憶しますが、このスキー場整備は今どういう段階にあるのでしょうか。  この先、地元の関係者や市民の意見をどのように取り込んでいく予定なのかお話をしていただきたい。  焼山の魅力といえば温泉です。「奥入瀬渓流温泉」と名前を変えましたが、この温泉は猿倉からの引き湯です。引き湯には、長距離にわたって管を引いて湯を導いていますが、この引湯管老朽化をしております。引湯管を更新するには多額の費用と手間がかかります。この引湯管更新計画について、現状と今後についてご説明を頂きたい。  また、奥入瀬川を渡った南側に温泉が湧きました。その現状と今後の計画についてもお話を下さい。  4つ目は、稲生川周辺道路整備についてです。質問通告書には「前谷地橋周辺」と書きましたが、総合衣料ヤマダ東店から北に向かい、渋沢文庫を左に見ながら稲生川を渡り、三沢十和田線に抜ける道路のことです。一般質問で何度も取り上げておりますが、安全対策は取られないままです。市長も部長も現場は分かっているでしょう。通学路でありながら歩道がなく、交通量が多くて危険な道路です。  もう一つは、レストランペリカンの東の地点です。北平から稲生川を渡り、東十一番町に抜ける変則な交差点になる難しい場所ですが、市の見解は、県の計画次第だと、進展をしません。  この2か所について考えをお聞きします。  壇上からは以上です。 ○議長(畑山親弘) 市長       (市長 小山田 久 登壇) ◎市長(小山田久) 戸来議員のご質問にお答えいたします。  私からは、企業誘致に係る優遇制度についてお答えいたします。  IHミートパッカー施設新設に当たりましては、十和田企業立地奨励条例に基づき、奨励措置を講ずる予定であります。市の奨励措置は、家屋、土地、償却資産などの固定資産投資額が2億円を超える場合におきましては、その投資額の10%かつ上限額を5億円とする立地奨励金、及び5名を超えて雇用した従業員の人数に対し、1人当たり50万円かつ上限を1億円とする雇用奨励金の交付と固定資産税の3か年の課税免除が受けられるものとなっております。  また、県では県の認定を受けた誘致企業に対し、青森県産業立地促進費補助金の交付による支援を行っております。1億円以上の設備投資、10人以上の雇用増土地取得またはリースを行うことの3つを交付要件としたもので、補助率設備投資額の5%または10%、施設新設に係る補助限度額は原則3億円とされておりますが、設備投資額雇用人数によっては、最大10億円まで増額される内容となっております。  市といたしましては、同社の本市への進出により、畜産業のさらなる振興、雇用の創出、関連事業者への経済波及など、地域経済全体の活性化が図られるものと考えておりますことから、引き続き同社と連携を密にしながら、円滑な誘致に向けた支援に努めてまいりたいと考えております。  その他のご質問につきましては、担当部長から答弁をさせます。  以上、壇上からの答弁といたします。 ○議長(畑山親弘) 企画財政部長企画財政部長漆舘典子) 新紙幣の人物を活用した地域活性化として、記念事業、企画を実施する考えがあるかについてお答えいたします。  新紙幣の肖像となる人物が当市に関わりがあるということは、市にとって大変誇るべきことであると考えております。  市といたしましては、今後新紙幣の肖像となる人物がどのような背景で、どのように当市と関わりがあるかなどについて調査することにより、歴史文化資源としての活用のみならず、教育分野観光分野など、地域活性化のため有効な活用方法を探っていくことが必要であると考えておりますので、その中で記念事業や企画の実施を判断してまいりたいと考えております。  また、記念事業や企画を実施する際には、市民の参加も含めまして、どのような手法が効果的か検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 教育部長教育部長(今辰八) 渋沢栄一氏、北里柴三郎氏にゆかりのある資料を活用する考えはあるかについてお答えいたします。  渋沢栄一氏及び北里柴三郎氏にゆかりのある資料につきましては、当市では残念ながら所有していない状況であり、渋沢栄一氏に関連のある三本木原開拓渋沢農場文庫北里柴三郎氏に関連のある北里大学獣医学部等民間からのご協力を頂かなければならない状況となっております。  このため、資料の活用に関しては、関係する方々からの情報を得ながら、その調査研究を進め、活用方策を検討してまいりたいと考えております。  教育委員会としましては、当市に関わりのあるお二人の功績、あるいはその人柄にスポットを当てていくことは有意義なことであることから、今年度の市民カレッジにおいて、歴史研究家をお招きして令和の新札にまつわる講座を企画しており、生涯学習事業を通じて市民の方々に紹介してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 農林商工部長農林商工部長前川原史博) IHミートパッカー株式会社本社移転に至るまでの経緯についてのご質問にお答えいたします。  伊藤ハム株式会社の誘致につきましては、議員ご承知のとおり、平成23年に伊藤ハム株式会社から食肉センター新規整備の要望があったことが始まりであり、その後民間活力による施設整備をお願いするため、平成24年に食肉処理事務組合と同組合議会がそれぞれ伊藤ハム株式会社に対し企業進出要望活動を行ってきたところであります。  また、当市としても食肉センターは地域の畜産振興に欠かすことができない施設であり、この施設の誘致は当市の重点課題であったことから、食肉処理事務組合管理者である市長が伊藤ハム株式会社の本社を訪問したり、市長の命を受け、当時の副市長、企画財政部長が中心となり、機会あるごとに伊藤ハム株式会社に出向き、粘り強く誘致に向けた働きかけを行ってまいりました。  また、国の補助事業の活用や誘致企業として県との協議もしてきたところでございます。  こうした取組が実を結び、令和3年7月1日より伊藤ハム株式会社の100%出資会社でありますIHミートパッカー株式会社食肉センター事業を継承することとなりました。  また、これに併せ、海外輸出を想定した国際的な衛生基準を満たす牛専用施設の建設も計画していることから、同社の本店を当市に移転することに至ったものと伺っております。  次に、スキー場麓整備についてのご質問にお答えいたします。  市では、奥入瀬渓流温泉スキー場通年利用を図るため、昨年度から焼山地区の住民や事業者のご意見も聞きながら、個別計画の策定に向けた取組を進めておりますが、チケット売場に関しましては、平成元年に建設された建物で老朽化が進んでいることから、計画策定のいかんにかかわらず、建て替えが必要なものと認識しております。  建て替えに当たりましては、現在のチケット売場と隣接する2つのスキースクールの建物を統合することで、ゲレンデの麓を少しでも広げるとともに、休憩スペースやトイレ、展望スペース等の機能を兼ね備えた施設となるよう検討を進めているところであり、建物の規模や建設場所、必要とされる機能等の詳細につきましては、今年度実施する基本設計及び実施設計の中で明らかにしてまいりたいと考えております。  次に、奥入瀬渓流温泉引湯管等更新事業進捗状況についてのご質問にお答えいたします。  市では、温泉事業により管理している延長約16キロメートルの引湯管及び源泉施設等を含む温泉供給施設の更新に向け、平成30年度から令和2年度までの3か年において、管路や源泉施設調査測量等に取り組んでまいりました。  今年度は、それらの調査結果を踏まえ、更新の手法、スケジュール、事業に係る財源、また受益者負担在り方等について検討を図った上で、更新計画を策定することとしており、現在担当部署において、これまでの調査結果の精査と素案の検討を行っております。  温泉施設の更新に当たりましては、市議会議員温泉受給者学識経験者などにより構成されます十和田温泉運営委員会による調査、審議を頂きながら、長期的な視点に立ち、将来にわたって安定的に温泉事業を継続していくことができるよう、設備投資及び維持運営合理化効率化に資する計画を策定した上で取組を進めてまいりたいと考えております。  次に、焼山第二温泉郷に試掘した源泉の現状と今後の計画についてのご質問にお答えいたします。  市では、平成23年度から平成24年度にかけて焼山地区の第二温泉郷において温泉の試掘を行い、平成28年度には猿倉温泉から引湯している温泉の代替として活用できるか、その可能性を調査いたしました。  この調査の結果、お湯の量は毎分358リットル、温度は24度といずれも温泉源として十分に確保されないことが判明したことから、温泉事業への活用は困難と結論づけ、猿倉温泉からの引き湯を継続するための施設更新に係る各種調査に取り組んできたところであります。  試掘した温泉につきましては、入浴以外の用途にも活用が可能と考えておりますが、それらの検討を行うためにはデータが不足しており、さらなる調査が必要であることから、現在具体的な活用計画は持ち合わせておりません。  このことから、市といたしましては、まずは現在の温泉施設の更新に向けた取組を優先して進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 建設部長建設部長杉沢健一) 前谷地橋周辺安全対策についてのご質問にお答えいたします。  議員ご指摘の市道前谷地6号線につきましては、東小学校への通学路として利用されている路線でございますが、朝夕の通勤時には県道へ向かう車両の交通量が多いこと、また道路幅員が十分でないことなどから、事故等も発生しております。  そのため、以前にも議会において整備についてのご質問を頂いておりましたが、現在東地区学区連合会及びコミュニティ推進協議会からも拡幅の要望を頂いており、市といたしましても安全対策必要性が高い路線であることは認識しております。  これらのことから、現在青森県により主要地方道三沢十和田線整備が進められていることも踏まえ、市におきましても前谷地6号線の歩道設置を含めた道路整備を進めてまいりたいと考えております。  次に、レストランペリカン付近の工事の進捗状況についてのご質問にお答えいたします。  当該箇所は、十和田観光電鉄線の廃線に伴い、都市計画道路3・4・2下平東小稲線主要地方道三沢十和田線を接続させるため、平成25年度に稲生川にボックスカルバートを設置いたしました。  その後、青森県から主要地方道三沢十和田線整備を予定していることが示され、その計画との調整を図るため、またこの付近は7つの路線が交差することから、高度な交通処理が必要であり、関係機関との協議も必要なことから、現在は整備に係る事業を休止している状況でございます。  今後は、児童生徒通学路である前谷地6号線の整備を優先して進めたいと考えていることから、当該箇所整備につきましては、主要地方道三沢十和田線整備状況前谷地6号線の進捗を見ながら判断してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) 私、先ほど話しした新札の関係なのですが、答弁はいい答弁をもらったと思っておりますが、それを具体化させるには、やっぱり各部が協力し合って、市民にどういうふうなことを打ち出すかというのが恐らく考えられると思うのですが、やるやらないというのはこれからの判断ですが、そういうふうなものの考えがありますか。 ○議長(畑山親弘) 企画財政部長
    企画財政部長漆舘典子) ただいまの質問にお答えいたします。  今後新紙幣の肖像となる人物の当市との関わり等を調査し、またその調査に当たりましては、もちろん庁内で検討するということになるかと思いますけれども、その上で記念事業とか市の企画を実施するということになった場合は、市民の参加もまず含めて検討してまいりたいというふうに現在は考えております。  以上でございます。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) 2人を十和田市に結びつけるというふうなものに対しては、やっぱりかなりのエネルギーが必要だと思うのです。渋沢栄一さんの場合は、ここに農場があって、ここにかなりの投資をして、この地域の農家、農民のために一生懸命頑張ったという功績があります。北里柴三郎さんは、小山田市長のいわゆる精神がそこにあると思うのです、建学の精神。私、今日大学に行ってちょっともらってきたのですが、そういうふうなものも市民に生かすような形を取れれば、「あっ、やっぱり十和田市に関係ある人に間違いないんだ」というふうな考えになると思うのです。  私もこれから、9月議会でもまた捉えて、このお二方の新札に関わって、十和田市がどうしていくべきかというのもまた議論してみたいと思うのです。だから、向こう3か月ありますので、お互いに切磋琢磨して、十和田市の顔となれるような新札にしていただければいいなと思って、これは要望して終わります。  次は、IHミートパッカーのことなのですが、いろいろ経緯も聞きました。そして、十和田市に本社を移すというのも前回からも聞いております。要はそこに農家、農民がやっぱりそれを利用する、あるいは経営に結びつけるというのは、前回も話をしました。1つには、内部留保資金の話も、何か今日追加提案が出されておりますが、その辺もちょっと話できますか。できませんか。 ○議長(畑山親弘) 農林商工部長農林商工部長前川原史博) 内部留保金のお話でございますけれども、最終日追加提案ということで、基金のほうを積立てということでお出ししておりますけれども、毎年出ている余剰金のほうを、今の施設修繕等かなりかかりますので、それに向けるということで積立てをしてきた額が今現在8億円ちょっと残っているということでございます。  本来であれば事務組合でやっているうちに改修等、令和元年度、令和2年度は冷蔵庫修繕等をやっておりますけれども、それを引き続きやっていくような予定ではあったのですけれども、今回の事業継承ということになりましたので、その部分は施設のほうの修繕等々に向けていきたいと考えております。  ただ、事務組合そのもの解散になりますので、そこの部分につきましては管理者でありました十和田市のほうで事務を行っていって、事業計画を出していただいた上で、中身を精査して、2年で終わるものか3年で終わるのか、そこら辺の内容は今から詰めることになりますけれども、修繕等、更新、機能の拡大等あると思いますけれども、それに向けて使っていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) 今日追加提案されたので、私の質問の予定が変わってきたのです、正直な話。だから、そのことを通告の中には含まなかったのですが、内部留保資金の関係をちょっと聞いて、いわゆる誘致に生かせるのかなという狙いがありましたが、ちょっと変えて、例えば冷蔵庫とか、そういう設備のいわゆる資金にするという考え方のようですが、私は前回も申しましたが、馬の屠畜場がなくなるために、それを商いとしている人が大変苦労しているのです。だから、金木の小田桐社長にも私が直接電話して、いろいろ対応したら、前の日でも電話くれれば屠殺はしてやりますよと言うけれども、いわゆる輸送のコスト、それから屠畜してから枝にしたり、こっちに持ってくるための冷凍、冷蔵、そういうふうなものが大変なのです、本当は。だから、8億円ちょっとの金を利用して、馬の屠畜をいわゆる活用できないかという、今日はそういう話でも来たのですが、まさにこの提案は全く違うので、その辺は、市長、県と協議してと前の答弁はあるのですけれども、どうなっていますか。 ○議長(畑山親弘) 市長 ◎市長(小山田久) 食肉センターを今度はIHミートパッカーですが、新設する。この施設は、輸出、こういったことも当然想定しながら、大変高度な衛生管理の下でやっていかなければならない。したがって、今までのように馬の屠殺処理はできないということになっております。仮にやるとすれば馬だけを単独に別途造らなければならない、そのように国のほうからも指導を受けております。  そこで、IHミートパッカーでは、まず牛と豚、従来どおりにそれは継続してやりましょうと。ただし、馬については、単独で建物を造ったとしても、当然採算性に合わないということで、馬は断念せざるを得ませんでした。その旨、県のほうにも報告はしてございますが、そこで五戸町のほうからも確かに要望はありました。その要望はあったのですが、さきのようなことをお答えして、何とかご理解いただきたいと。  馬については、県内では津軽地方に馬専用の屠畜センターがあります。そこの活用等々も含めて、県が食肉流通の合理化計画というのですか、そういう計画の策定者が県でございますので、いわゆる自治体をまたがった屠畜の移動だとか、あるいはまた新たに何かを造る場合は、当然県が間に入って調整することになります。したがって、そういった県に対しても調整をこれからもお願いをしていかなければならないなと思っております。  そこで、五戸町のほうからも、仮に、この前新聞に出ておりました、新たに建築することも想定しているそうで、そのときには十和田市にもぜひ応援を頼む、一緒に県に行ってくれということだと思うのですが、そういうお話があるということで、もちろんそれは了解しております。  以上、現在こういう状況でございます。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) 今まであるのがなくなることに対しての抵抗というのは、これは大きいです。だから、やっぱり8億円の内部留保資金の大型動物のためのいわゆる施設整備があれば、馬に使えないのかなというのが大きい私の思いなのです。その辺は、市長のIHミートパッカーとの打合せの段階で、馬はどうしても断念せざるを得ないというのは何回も聞いてはいますけれども、聞いてはいるけれども、馬を商いとしている人は、やっぱり十和田市にあったほうがいいというのが思いなのです。それをもっと考えていただければありがたいなと思っております。  そのほかに、先ほど市長が答弁しました。私も想定すれば60億円ぐらい設備にかかるような気がするのです。50億円から60億円、IHミートパッカーのほうで、ここの十和田市に進出すると。そういうふうになったときに、十和田市の税制の優遇、最高5億円、あるいは3年のいわゆる固定資産税免除とか、いろいろあります。そういうふうになったら県の10億円も可能なのでしょうか。 ○議長(畑山親弘) 農林商工部長農林商工部長前川原史博) お答えいたします。  市のほうの誘致企業資金等につきましてももちろん打合せしております。また、併せてIHミートパッカーと市のほうと県のほうにも出向きまして、どこまで対応できるのか等々の打合せは何度か重ねております。その中で、今からまた、事業費等の精査がまだできていないということですので、額等はっきりしてはおりませんけれども、対象になる部分、ならない部分、あるかと思いますけれども、いずれにしろ補助金の事業の中には当てはめられるということは、お話は聞いております。額的なものについては今からということになります。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) それもひっくるめて、やっぱり誘致の関係に大変な力を発揮してくれるのが自治体だと思うので、特段頑張っていただきたいという要望をして、これは終わります。  ただ、農地の関係、農業委員会の会長。農地取得していると思うのですが、その辺の基盤整備とかの兼ね合いから見て問題ありませんか。 ○議長(畑山親弘) 農業委員会会長職務代理者 ◎農業委員会会長職務代理者(箕輪展忠) ただいまの質問についてお答えいたします。  農業委員会に対しては、現状具体的な手続の話は来ておりませんが、今後農地転用許可申請書が提出された際には、許可基準に基づき、審査や総会における審議、また県知事への申請書送付など、農地法に基づき所定の手続を進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) 今農業委員会から答弁いただきました。それは事務的にはそうだと思いますが、基盤整備して、いろいろ用水、水路の関係もありますので、その辺が問題ないように誘致が来られるように切望して、これは終わります。  次、焼山の件なのですが、答弁をしていただきました。いただきましたが、具体的にコンサルタントでも開いて今日に至っているわけなので、またいろいろな人の手をかけて発表したいという声なのですが、そうではなくてもう大分前からいろいろなことをやってきているのですが、こうだという示しは、その会議をしなければまだできないということですか。 ○議長(畑山親弘) 農林商工部長農林商工部長前川原史博) 今現在庁内のほうでの検討委員会等を進める手はずを進めております。そういうふうなのである程度まとまった時点で、議会のほうへのご報告並びにまた地元のほうへ持ち帰ってご意見を伺う場等々をつくって進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) コンサルタント、たしか終わってはいると思うのですが、その辺を私たちに知らせるというのはできないですか。最後に本設計とか、そういうふうなもののとき以外は。 ○議長(畑山親弘) 農林商工部長農林商工部長前川原史博) お答えいたします。  コンサルのほうではいろいろ調べてもらいまして、日本全国と言えばなんですけれども、類似施設のほうを、どういうふうなものがあるかというふうなものをいろいろご意見を頂いております。ただ、それがそのままこちらのほうに合うか合わないかとなれば、一応ある程度庁内のほうでもんでからと思っておりましたので、そこの部分がある程度固まった時点でお示ししたいと考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) そうすると、まだ時間もかかるということだと思うのですが、早めにやっぱり地域の人にお知らせするような説明が望ましいかと思います。  それで、私が過去にも、今壇上でも言いましたが、やっぱりハウスなるものを、今はやりと言えばなんですが、効率のいいような造りをしていただければこれ幸いだなと思います。これは要望にしておきますけれども。  あとは、猿倉からの温泉ですよね。今答弁ありましたように、数年かけて、現実が見えてきたような気がします。先ほどの答弁の中で、ボーリングしたほうのお湯はまだ使用するに至らないと。そして、猿倉温泉からの引き湯のほうに最初に力を入れるというふうに聞いたのですが、それは間違いないことですか。 ○議長(畑山親弘) 農林商工部長農林商工部長前川原史博) お答えいたします。  第二温泉郷のほうも、前にいろいろ試験等はしておりますけれども、取りあえずは今近々の問題であります猿倉から引っ張っているほうの源泉なり引湯管のほうを、事業を進めてまた何年かかかりますし、事業費もかかるものですから、そちらのほうをまず優先してやりたいと。それに併せまして、第二温泉郷のほうはどういうふうなものに使えるかという可能性の部分については、検討しながら進めていきたいとは考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) 猿倉の源泉も調べたり、全部16キロメートルにわたって調べたと思うのですが、引き湯するときになったら、どれくらい総額がかかると想定していますか。 ○議長(畑山親弘) 農林商工部長農林商工部長前川原史博) はっきりした額はまだ申し上げるほどの精度のある額は出ておりませんけれども、コンサルから聞いたお話ですけれども、パイプ1メートル10万円ぐらいかかるという話は聞いておりますので、そこだけでもかなりの額。あとは、源泉のほうをどうするかという部分も出てきますので、かなりの額はかかってくるかと思います。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) 1メートル10万円で16キロメートルだと大分の金額だよね。市単独ではなかなか難しいので、副市長、どういうふうな事業を割り当ててこれに着手しようとして考えていますか。 ○議長(畑山親弘) 企画財政部長企画財政部長漆舘典子) ただいまのご質問にお答えいたします。  事業の財源ということかと思います。活用できる財源等につきましてはこれから調査することになりますけれども、活用できる起債ですとか補助とかがございましたら、それらを活用して実施してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) その答弁なら一辺倒な答弁だから、そうではなくて、やっぱりもう2年も3年もかけて、源泉のところから、あるいは測量したりいろいろやっていると思うのです。総額大体これくらいかかると思ったら、何を利用してここまで引き湯するという考えがなかったら、またこれから先延ばしということになるのではないのか。大体の考え方も何もないですか。  なければいいです。早めに私たちに提示できるように、先ほど第二温泉郷のほうではなくて猿倉温泉からの引き湯のほうを急がせたいという答弁ですので、それを答弁としてもらって、いろいろ支障のないように頑張っていただければなと思います。  次は、最後に土木行政なのですが、先ほど答弁いただきました。今まで何年もかかって、まだ進んでいないわけなので、その辺を急いでやれれば幸いだなと思います。前は十鉄の線路があって、様々に弊害があって進まないで来た経緯もある。今はなくなって、右折も左折も十分確保できる道路幅なのです。だから、それをやっぱり十分考えて、地域の人の協力を得て、歩道の整備、車道の整備を早めにしていただきたいと、ここは要望しておきます。  次は、ペリカンのところのあれは都市計画道路なのですよね。あのままコンクリートを、橋に代わるようなものを埋めたままにして今に至っているということは、私はやっぱりおかしいと思うのです。当時の都市計画道路はどういう状況ですか。 ○議長(畑山親弘) 建設部長建設部長杉沢健一) 当時の都市計画道路の状況というご質問にお答えいたします。  ボックスカルバートを設置した当時の状況ということでお答えさせていただきますと、都市計画道路の状況は、今と当時とは何も変わっていない状況でございます。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) ボックスカルバートを入れる前はどうですか。 ○議長(畑山親弘) 建設部長建設部長杉沢健一) ただいまのご質問にお答えいたします。  ボックスカルバートを入れる前の都市計画道路の状況ということでございますが、大学通り線から南のほうは、都市計画街路事業整備してございます。ですが、大学通りから北側の稲生川のところまでは、既存の市道、現道のままでの状況でございました。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) 私たちが過去に聞いた、見た都市計画の道路には、あれは、当時は電車も走っていたから、橋が架かって、北平のほうまで抜けるような計画だったのですが、それはもうなくなりましたか、ボックスカルバートが入った段階で。 ○議長(畑山親弘) 建設部長建設部長杉沢健一) ただいまのご質問にお答えいたします。  ボックスカルバートは入っておりますが、都市計画街路の計画決定はそのまま、県道をまたぐ高架の計画でそのまま残っております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) そのまま計画が残っているとすれば、あそこはボックスカルバートを入れれば7路線なのです。信号機、交通渋滞の緩和を考えればなかなか難しい道路になるのです。やっぱり橋を架けて稲生川を越えたほうがいいのではないですか。どうですか。 ○議長(畑山親弘) 建設部長建設部長杉沢健一) ただいまのご質問にお答えいたします。  都市計画道路事業で高架で整備するということになりますと、相当な事業費がかかることから、その点につきましては、財政的な問題もございますので、庁内のほうで十分検討してから対応のほうは考えたいと思います。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) もちろん庁内で検討しなければいけないだろうし、市長の決断も必要だと思うのですが、やっぱり稲生川を高架で越えるのが一番ベターなのかなと思ってもいます。それはもちろん金額もかかるのだろうが、でも7路線というのかな、それを緩和するにはそれしかないのかなと思ったり、今免許の更新とか、そういうのに行けば、ロータリーの道路が話題になって、ロータリーはどこだかにあって、そこをこういう回り方をしてどうのこうのという話がありますが、ここの7路線はロータリーが一番いいのではないですか。どうでしょうか。 ○議長(畑山親弘) 建設部長建設部長杉沢健一) ただいまのご質問にお答えいたします。  以前にも議会でロータリーを設置したらどうかという質問がたしかあったと思うのですが、ロータリーを設置する要件というのもございますし、当然県道の管理者であります青森県とか、あと地域住民等とも協議、それから合意形成も必要となってくることから、ロータリーの設置はなかなか厳しいものと思っております。  以上です。 ○議長(畑山親弘) 戸来議員 ◆21番(戸来伝) 部長、高架線もなかなか金がかかる、ロータリーも難しいと。ボックスカルバートを入れてそのままにしておくというのは、これはやっぱりおかしいと思うのです。いずれにしても、早い機会に対応しなければ、ボックスカルバートを入れるにしても、稲生川土地改良区とか、いわゆる県とか、いろいろ考慮してあそこにやったわけだから、あのままにしておくこと自体が私はおかしいと思う。  それと、時間も来ますから、1つ要望しておきます。十和田工業高校のところの丁字路、今道路整備したら、何かあそこに橋を架けて向かいに抜けるほうも一番いいような気もしてきたのです。それもちょっと考えて土木行政に生かしていただきたいというのを要望して、終わります。 ○議長(畑山親弘) 以上で戸来伝議員質問を終わります。 △休会の件 ○議長(畑山親弘) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  お諮りします。明24日は、議事整理のため休会したいと思います。これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(畑山親弘) ご異議なしと認めます。  よって、24日は休会することに決定しました。 △散会 ○議長(畑山親弘) 来る25日は午前10時から本会議を開き、各議案の審議を行います。  本日はこれにて散会します。  大変ご苦労さまでした。                           午前10時54分 散会...